家具転倒防止器具の取り付け
倒れてこない家具の留め付け方
家具類は、置かれた場所の条件によって地震時にいろいろな揺れ方をし、移動したり転倒したりする危険性があります。家具類も、重量物と同様に、くぎやねじで下地に直接固定します。
下地をさがす
重量物や家具類を設置するには、必ず胴緑などの下地に留め付けなければなりません。石膏ボード張りの壁や天井では、外観上どこに下地があるのかわかりません。そこで、その下地がどこに入っているのかさがす必要があります。
一般の下地は、壁・天井裏に303mmや455mmなどの間隔で入っています。
フック類の取り付け
軽量物を留める中空壁専用のフック類が各種あります。フック類は、カタログやパッケージに記載されている制限重量を必ず守るようにして下さい。
重量物の設置について
石膏ボードでは支えきれません
石膏ボードが張られた壁や天井では、下地のない中空のところにくぎやねじを打っても全くききません。また、エアコン・照明器具・扇風機・スピーカなどの重量物を取り付ける場合、石膏ボードの強度だけで支えることはできません。
早めに大工さんと相談を
重量物を設置する場合は、柱や胴緑などの下地に直接くぎやねじで固定します。設置箇所に下地がなく、直接固定することが難しい場合は、合板などによる補強が必要です。しかもなるべく事前に処理しておくほうが、美観の上からも望ましいでしょう。
重量物の設置は、将来的な移動の可能性も含めて、設計の早い段階で場所を決定し、施工者にしかるべき下地補強の手当てをしてもらいましょう。そのためには、なるべく早めに設計者や大工さんと相談をしておくことが必要です。
施工後は、部位によっては容易に変更できないこともあります。
簡単な補修のやり方
- 壁などの穴の空いた個所に市販の「破損穴補修パッチ」を貼り付けます。
- 補修パッチの上から市販のパテをパッチが隠れる程度に塗ります。パッチはガラス繊維のものがおすすめです。
- パテは乾燥したら仕上げのパテを施します。必要に応じて紙やすりや塗れスパンなどで突起物を除き、平滑な表面に仕上げます。
修復やリフォームについて
壁紙の張り替えやペイントの塗り直し等の材料は、ホームセンター等で購入することが出来ますが、本格的なリフォームは専門家にご相談下さい。
壁紙
壁紙の張り替えやペイントの塗り直し等の材料は、ホームセンター等で購入することが出来ますが、本格的なリフォームは専門家にご相談下さい。
ペイント
表面に付着した汚れは、ダスターなどで取り除いて下さい。また、凹凸は壁紙の場合と同様に平滑にして下さい。乾燥後、新規にペイントを塗り替えて下さい。